kenkou8の日記

いつまでも健康で若く美しく!

うつ病の症状と予防

今回は誰にでもなる可能性があるうつ病について書きます。うつ病に成ったことがない、私は大丈夫と思っていても予備軍かも知れませんよ。下記を読んで頂くと殆んどの方は少なからず当てはまるのではないでしょうか。


うつ病の症状は、こころとからだの両方にあらわれます。からだの症状は、こころの症状に比べるとわかりやすいものですが、うつ病が原因で、からだの症状が起きているとはなかなか判断されにくいものです。

こころの症状
こころの症状でよくあるものは、「抑うつ気分」と「意欲の低下」です。

抑うつ気分
気分が落ち込む、特に朝の抑うつ気分が強い
悲しい気持ちになる
憂うつだ
何の希望もない
思考力の低下
集中力が低下し、仕事の能率が落ちた
些細な決断ができない
注意力が散漫になって、人のいうことがすぐに理解できない
意欲の低下
今まで好きだったことや趣味をやる気になれない
友人や家族と話すのも面倒だし、話していてもつまらない
テレビや新聞をみてもおもしろくない
身だしなみやおしゃれに関心がわかない
不安や落ち着きのなさ(焦燥感)でじっとしていられない
毎日生活に張りが感じられない

からだの症状

うつ病のからだの症状は、1つではなくいろいろな症状があらわれます。眠れないことに加えて、頭痛がする、食欲が出ないなどです。そしてこのような症状があるにもかかわらず、いろいろな検査をしても原因がわからないということがよくあります。

からだの不調に加えて、よく考えてみると「毎日が楽しくない」、「何をしてもつまらない」、「とにかく憂うつだ」など、こころの症状もある場合は、早めに医師に相談することが大切です。

睡眠の異常
眠れない(入眠困難
朝、目覚ましよりも早く目が覚める(早朝覚醒
夜中に何度も目を覚ます(中途覚醒
寝た気がしない(熟眠障害)
食欲の低下
(ときに増加)
食欲がない
何を食べてもおいしくないし、食べるのも億劫
ダイエットをしていないのに、体重が1か月で数キロも減った
甘い物が欲しくなり、過食になり体重が増加することもある
(食欲や体重は増加する場合もあります)
疲労、倦怠感
からだがだるい
疲れがずっと残っている
ひどく疲れる
からだが重い
ホルモン系の異常
月経の不順
勃起の障害
性欲の低下
その他の症状
頭痛(頭に鍋をかぶったようなすっきりしない鈍い痛み)、頭重感
肩、背中、四肢関節などさまざまな部位が痛む
便秘
心臓がドキドキする(動悸がする)
胃の痛み
発汗
息苦しさ、窒息感

なぜ、うつ病でからだの症状があらわれるのでしょうか?

うつ病では、さまざまなからだの症状があらわれるため、多くの方にうつ病という自覚がなく、何らかのからだの病気があるのではと考えて、内科などを受診する人が少なくありません。

 

実際に、うつ病患者さんの半数以上がはじめて病院に行くときには、精神科ではなく内科を受診していたという報告があります。



では、なぜ、うつ病でからだの症状があらわれるのでしょうか?
それは、心配事があればお腹がキリキリする、緊張すると胸がドキドキするというように、こころとからだはつながっているからです。 うつ病は、精神的に落ち込む病気ですが、そのこころの不調がからだにもあらわれているのです。

 

また、うつ病は気分の不調をきたすだけでなく、神経やホルモン、免疫などに影響を及ぼし、これらが複雑にかかわりあって、いろいろなからだの症状があらわれると考えられています。
これを心身相関といいます。

さらに、うつ病になると「不安になりやすい」、「物事を悪くとりやすい」という状態になるため、普通だったら見過ごす程度のからだの不調も、とても大きく感じてしまうのです。

逆の症状があらわれることもあります。
眠れない、食欲がない、落ち込んでいるという症状はうつ病でよくある症状ですが、ときに逆の症状があらわれることがあります。

眠れない → 睡眠の過剰があらわれることがあります。(過眠)
朝も遅くまで寝ている
休みの日は1日中寝ている
食欲がない → 食欲が異常に進むことがあります。

いつもよりよく食べるようになった
やけ食いにも似ている
夜中によく食べている
数か月で明らかに太った
落ち込んでいる→不安や落ち着きのなさ(焦燥感)があらわれることがあります。
イライラしている
じっとしていられない
ソワソワした感じ
注意:特に高齢者のうつ病では、不安や焦燥感(イライラしたり、あせったりする)が強く出て診断が遅れることもあります。



うつ病になりやすいタイプ
うつ病になりやすいタイプとして、まじめで責任感が強く、人あたりもよく、周囲の評価も高い人が多いということがいわれています。

このようなタイプの人は自分の許容量を超えてがんばりすぎたり、ストレスをため込んでしまうため、こころのバランスを崩してしまいやすいようです。

すべてに完璧を求めるのではなく、物事に優先順位をつけてやっていくようにするなど、考え方を変えていくこともうつ病になりにくくするためには重要です。

しかし自分の性格を変えるのはとても大変なことです。医師に相談し、治療を受けることのメリットの1つには、このような考え方に対する指導やアドバイスを受けられることにもあるのです。

循環気質元気な躁状態抑うつ状態を繰り返す双極性うつ病になりやすいタイプで、社交的、善良、親切で親しみやすい反面、激しやすいという面をもっています。

執着気質義務感が強く、仕事熱心、完璧主義、几帳面、正直、凝り性などの特徴があります。仕事の質は高いのですが、量がこなせません。

仕事を一生懸命完成さるために軽い興奮状態が続いたあと、ガクッときて、抑うつ状態に陥りやすいタイプです。また二者択一的で白か黒か、ゼロか100かという結果を決めつけたがり、優先順位をつけられないタイプでもあります。

メランコリー親和型気質常識を重んじ、常に他人に配慮を忘れず、円満な関係を保とうとし、自己の性格だけでなく、他との関係も重視するタイプです。そのため他人の評価が大変気になり、いったん何か問題が起きると、悲観的になって、すべて自分の責任だと考えるタイプでもあります。


本当に色々なタイプのうつ病がありますね。

うつ病にかからないためには、心身の健康づくりが大切です。毎日の生活のなかで「仕事」、「休息」、「運動」、「遊び」の要素をバランスよく保ちましょう。


1
普段から過労を避け、十分な睡眠をとりましょう。特に環境に変化があったときは、休養を取ったり、家族や友人と話す時間を作るように心がけましょう。

2
何でも自分だけで抱え込まないようにしましょう。悩みがあったら、一人で解決しようとせずに誰かに相談しましょう。

3
肩の力を抜いて、マイペースな生活を心がけましょう。

4
何事にも完全主義にならないよう、余裕をもって考えるようにしましょう。

5
毎日の小さないらだちに対して、スポーツや趣味、レジャーなどのストレス解消法が有効です。ストレスとうまく付き合っていきましょう。

この5点を普段から心がけ実行していけば
うつ病になるリスクはかなり軽減出来るのではないでしょうか。

次回も健康、美容について書ていきます。